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執筆者の写真光太 橋詰

転失気

いつもお世話になっております。 マスオです。

5年半ほど園芸店で働いてきましたが、お客さんと対話するに当たって 売り場に並んでいるものの知識をそれなり持っていなければと 思って仕事しながら勉強を重ねてきました。 それが、今の仕事にも役立っているし園芸のことで何を聞かれても それなりに返せるようになっている。本当に過去の自分に感謝している。

これまでいろいろ園芸や家庭菜園の質問を受けてきたが 「はぁ?」と思うものは知ったかぶりの人に間違ったことを教えられていることが多い。

最近もこの時期の苗や種の定植時期はシビアであるのは確かで レタス、ジャガイモ、キャベツ、ブロッコリーは寒さに強いから大丈夫。 トマト、ピーマン、キュウリはゴールデンウイークまで待ったほうがいい。

そら豆はいつ植えるべきか?問題

確かにあまりこの辺で作っている人はいない。でもホームセンターには苗が売ってる。 「ハウスで育っているから植えるのはもう少し待ったほうがいい」 と店の人に言われたらしい。

そう言われたらとりあえず納得して帰るよね。でも・・・

そう言われたらどれぐらい待ったらいい?って聞きたくなるよね。(笑)

確かに極端な環境変化で活着しないこともあるから間違ってはいない。 だが、そら豆は低温に当たることによって花が咲き、豆が成る。 だから、大豆とは違い秋に種蒔きをする。 ということはすぐ植えて寒さに当てることが肝要。 そこでの注意点は2つ。 ・霜柱による浮き上がり ・害虫

入荷して1日経っていれば店員としての正解は 「朝の温度がマイナス5度以下にならないようであればすぐに植えて寒さに当てて下さい。遅霜による株の浮き上がりとアブラムシだけ気をつければ大丈夫です。花が咲いてきたら追肥をして下さい。」 と思われる。

まさに転失気

店に立ったらバイトとか社員とか関係ない。 プロとして真摯に答えなきゃ、答えられないならインプットしなきゃ。 お客さんに正しい知識を身に着けてもらってこそ次の商品も売れるし、単価も上がるし、 園芸や家庭菜園にハマる。店頭に立っている人が伝道師でなければその店に未来はない。

転失気とは何か動画で確かめて下さい。


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