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執筆者の写真光太 橋詰

2つの背中

いつもお世話になっております。 マスオです。

なぜマスオなのか?・・・からお話していきます。

色々端折りまして 2016年10月に縁ありましてめでたく結婚致しました。

嫁の実家は設備屋さん水道の工事やガスの販売をしています。 嫁は2人姉妹の長女で結婚してから継ぐ話が持ち上がり、 継ぐとなれば青木村に住むという話になり、着々とマスオに進行中なわけです。

ここで業界のことを分かる人なら無理して継がなくてもいいのに・・・と 思う人もいると思います。

ガス産業、特にLPガスは斜陽産業で新規契約が取れることは稀だし、 地方都市で世帯が減っていく社会情勢では既存契約で食べていくのは難しい。

水道は新規の工事がなかなかあるわけでもない。 道路の下に埋まっている水道管の工事は地域の大手がやっている。

ガスも水道も業界としてライフラインなので安定性はあるが 成長性があるわけではない。

無理に継がなくてもいいと嫁の両親にも言われた。

でも、継ぎたいという意志だけはあった。

2015年12月、自分の親父が大動脈瘤破裂で天に召された。 あっという間に意識を失って3時間で天に召された。 9ヶ月前に末期の胃がんで覚悟はしていたが別の形であっという間に旅へ出た。

自分の親父はなんでも知っていて、職人気質で曲がったことは大っ嫌いで 頼られると断らないでなんでも出来る人だった。 いろんな仕事をして、色んな人に出会って、いろんな勉強をしていて トマト農家、養豚、農業、トラック運転手、土木などなど

当然なんでも出来るから困ったことがあれば地区の人から頼りにされていた。 そんな親父の背中を見て育った。 だが、親父から技術も知恵も満足に受け継ぐことが出来た気がしない。 それが、葬儀やら何やらが落ち着いて心にフッと湧いてきた気持ちだった。

1度受け継ぎ逃した親父の背中が結婚してもう1つの親父の背中が出来た。 自分の親父と同じく職人気質で地区でも頼られる親父。 今度こそは親父の背中を受け継ぎたい。 それが、僕がマスオになる理由。

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